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ふと、立ち止まるとき

初めて歩く住宅街。
ある家の前を通りかかり、ふと見上げるとビワの木が薄オレンジ色の実をつけている。あと10日もすれば、食べ頃だろうか。3日前に、電話で話した祝島のマンちゃんは、ビワの収穫が始まって、いよいよ忙しくなってきたよ、と言っていたっけ。そう思った瞬間、祝島の山一面に広がるビワの木々の光景が浮かんできて、一瞬、風が吹き抜けていったような気がした。

そこからしばらく歩くと、今度は、薄ピンク色の見事な蔓バラのアーチが、その家の玄関を飾っている。また思わず立ち止まる。去年の今頃、山梨のバラ園で働いていた日々を思い出す。いつ見ても、バラは思わず息を呑んでしまうような美しさを讃えていて、そんなバラに囲まれながら、汗だくになって、傷だらけの手で働いていたっけ。日中はバラ園、そして夜は割烹料理屋で朝から晩までバイト漬け。そこから祝島に通い始めたのだった。山梨でお世話になったみなさんは、元気だろうか。

夜、駅の階段を下りて、自転車置き場に向かう途中、見上げた空には数えるほどしか星がなかったけれど、でもこの空も、あの星降る石垣島の空につながっているんだ、とふと思う。そしてナミイおばあや石垣のみなさんに会いたくてしょうがなくなる。

ふと立ち止まって、花や木や、空や月と共に、ふわっと心に浮かんでくる景色、そして大切な人たちの顔。そんな瞬間、心にぽっと灯りがともるような気がする。



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  1. 2009/05/28(木) 01:21:38|
  2. 映画製作
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